冬桜で有名な群馬の桜山公園・桜山(591m)を登ってみた。
こんにちは!Rikoです。
紅葉と一緒に冬桜も楽しめる西上州の桜山。
12月上旬は、桜山公園のライトアップもありとても人気です。
桜山(591m)が公園となっています。四季折々のお花を見ながら、ハイキングできます。
そんな群馬県藤岡市の桜山公園をご紹介します。
冬桜で有名な群馬の桜山公園・桜山(591m)を登ってみた。
上毛かるたでは、「さ」の札です。
「三波石と共に名高い冬桜」と詠まれていますね。
広さは、群馬県立の森林公園15ha+藤岡市の公園32haで、合計47haです。ちょうど、東京ドーム10個分です。
こちらは山ですから、比べようがないですね。桜山の山頂付近が公園なのか?全体が公園なのか?よくわかりません。そんな広さです。
山頂付近の駐車場から登る、また麓からのハイキングコースもあります。桜山は、9合目付近まで車で行けちゃう山だったのです。
Rikoもこの記事を書いて知りました(笑)。車で登りに入って15分弱です。その途中には、みかん狩りやリンゴ狩りが、楽しめるところがあります。
桜山公園 駐車場は? 9合目付近です。
今回は、第一駐車場⇒日本庭園⇒展望台⇒桜山山頂への案内です。
山頂の北側が第一駐車場(220台)です。売店や食堂があります。
南東に第二駐車場(120台)があります。
駐車料金500円(普通車)です。
駐車場入り口で係りの方に支払い散策マップをもらいました。
桜山公園散策マップ・ハイキングコースは藤岡市のHPでダウンロードできます。
事前にダウンロードして調べておきましょう。
桜山公園 第一駐車場から日本庭園へ
第一駐車場には、売店があります。うどん屋さんやキノコの直売があります。※常に営業しているわけではないようです。
売店の脇と日本庭園の管理棟にトイレがあります。どちらかで、済ませていきましょう。
売店の裏手を登ります。
↑このような日本庭園がぱっと開けます。三波石がたくさんある日本庭園です。
やっぱり、紅葉はキレイですね。
↑日本庭園の周りは、憩いの場です。こちらがライトアップされますが、今年は、12月5日で終わってしまいました。
それでは、こちらから展望台へ行って見ましょう。
桜山公園 日本庭園から展望台へ
展望台へは、丸太階段を少し登ります。
こちらの展望台は、遠くの峰々と斜面の冬桜が見られます。御荷鉾山は、前橋からも見えるような気がしますね。
撮影日は、11月14日です。冬桜の開花には少し早かったようで、斜面の方は蕾でした。
春の桜のソメイヨシノは、一斉にモコモコと咲きますね。この冬桜は、数輪ずつポツリポツリと長い期間かけて咲くそうです。
花自体もソメイヨシノのように、ピンクで華やかではなく、少し小さく白っぽいです。冬の空にけなげに咲いている姿は、凛としています。
「冬に咲くので春には咲かない?」なんて思いますよね。ところが、本当に寒い冬の間は蕾になって耐え、春になってまた咲くそうなんですね。
春は、ソメイヨシノとの共演のようです。来春に確かめに行ってみようと思います。
前橋人(東部)は、赤城山はどこ?と探してしまいます。ここは、西上州です。方向がわからなくなります。冬桜も南面?の方が早く咲きだすようです。
↓四季折々の開花の情報があります。参考にどうぞ。
桜山公園 展望台から桜山山頂へ
桜山は、531mです。
桜山は、展望台過ぎから、山頂まで丸太階段(202段)となっています。
9合目からの登頂というわけですね。
案内のマップを見て、山頂まで35分と思い込んでいました。それは第3広場までだったのです。
山頂までは、その半分でした。すでに展望台まできていますね。アラカンのRikoでも、10分で頂上へ到着してしまいました。
体の慣らしがなく、いきなり急階段ですから疲れます。
体力によって、様々ですが、階段の脇によけて、休み休み、ゆっくり登っていきましょう。
桜山 階段を登ったら、頂上です。
マップを見ていると、一気に頂上に行かなくても、左右の中腹の道から、登れるのでは?と思いましたが。
地図はあっても、実際は迷路のようになってしまいます。まずは、ゆっくり山頂の道を登るのがよさそうです。
山頂につくと山頂の周りを1周する道が2廻りあります。そこをゆっくり散策していると地図がわかるようになります。
↑周回する道はこんな感じです。とても気持ちがいいです。
山頂まで行かなくても左右に中腹の道があります。ウォーキングをしながら冬桜を見ることができます。
↓各所にこのような案内板があります。
現在地を確認すれば迷子になることもないと思います。
山頂に向かう道は、急勾配なので、すべて丸太階段と思ったほうがよいと思います。
公園とはいえ、山の頂上付近なんですね。かなり歩かされると感じる人もあれば、もう頂上なの?と分かれるかと思います。
四季折々楽しめる、体力に応じていろんな歩き方ができる。飽きない山と思います。
コロナの感染予防もありますので、無理はしないで下さいね。
それでは、桜山の山頂にある板碑と桜山の由来を見ていきましょう。
桜山山頂には、南北朝期の板碑(供養塔)が!
板碑には、梵字があり大日如来のものとされますが、麓の村では虚空蔵菩薩を信仰する祭祀があります。
そんなことから、虚空蔵山と呼ばれていたのでしょうか?
板碑の下部には、八行にわたる願分がありました。風化して願意(お願い事)はわかりません。
この板碑は文和3年に建立されています。
文和3年は、西暦1354年です。2020年から、666年前の板碑です。南北朝時代、足利尊氏が室町幕府を開いた頃、どんな願いがあったのでしょうか?
除災招福とか?供養の為の言葉かもしれませんね。もしかしたら、悪疫退散?でしょうか?
現在もこの願いを込めたいと思います。
桜山公園の由来・歴史
桜山は、昔から虚空蔵山と呼ばれていました。
明治39年(1906)に、国有原野だったところを、その当時の村が村有にして、公園としました。
明治41年に、村人の協力で桜やカエデを植栽しました。ウィキペディアでは、日露戦争の戦勝記念として植樹されたとありますね。
大正5年(1916)年、植樹した桜の一部が冬に開花するようになる。
大正14年(1925)年12月1日、村民が初めて山頂に集い宴を開きました。これが例年の桜祭りの始まりです。
昭和12年には、国の名勝、天然記念物に指定されました。
昭和48年に山火事となってしまい、桜樹の半ばが、焼失ということもありました。植樹と育成が行われ復元しました。
平成2年に、群馬県立桜山公園として整備され完成。「日本さくら名所100選」となりました。
100年以上前から公園として大事にされ、長く人々に愛されている山だったのですね。
山と渓谷の11月号に東京からの日帰り登山として紹介されました。
バスや電車利用の場合は、このようなルートもあります。
(バスの時間に注意)
高崎線新町駅🚌バスで1時間~鬼石郵便局下車~金丸まで40分ほど徒歩~久々沢ルート
~桜山山頂~第一駐車場の食堂で昼食~雲尾~八塩・桜山ルート~桜山温泉・絹の里別邸入浴 ~宇塩橋バス停🚌~高崎線新町駅 |
こちらのルートを旅したライターさんのアドバイスは。
八塩・桜山ルートは、道しるべは整備されているが、踏み跡が少なく距離も長いそうです。
不安があれば久々沢ルートで金丸へ戻るのがよいとしています。
桜山 麓からのハイキングコース
久々沢ルート 南東麓の金丸からは登山者も多く短い。
八塩・桜山ルート 北東麓の八塩温泉からは、長く静か。
他にもコースがあります。詳しくは藤岡市のHPでダウンロードできます。
アラカンのRiko的には、久々沢ルートがよさそうです。金丸~山頂までは、約1時間半です。
第2コミュニティセンターにパーキングとトイレのマークがありますね。来春には、金丸~久々沢ルートで登ってみたいと思います。
体を慣らしながら、ハイキングが楽しめそうです。
アクセス 桜山公園・桜山温泉絹の里別邸
桜山公園
桜山温泉 絹の里別邸
まとめ
今回のレポートは2020年11月14日です。
リックに運動靴が望ましいです。
紅葉の時期は、山の麓でミカン狩り・リンゴ狩りができます。
駐車場は、9合目付近に第一と第二があります。第一駐車場近くの三波石の日本庭園は、ぜひ見てみましょう。
桜山山頂までは、第一駐車場から20分程ですが、展望台付近からは、丸太階段です。
無理せずゆっくり登りましょう。景色も山が深い独特な雰囲気です。地元の方は、おそらく何とも思わないかもしませんが、とても珍しいと思います。
公園なので、人工的ですが、また、行って見たいとワクワクさせる山です。
冬に咲く桜は珍しいですし、四季を通して花を楽しめ、体力に応じていろんな歩き方ができます。
桜の花と紅葉、雄大な峰々の眺望を同時に楽しむことができる桜山おススメです。
最後までお読みいただきありがとうございます。