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福島・裏磐梯の五色沼を歩いてみた。ハイキング順路?バスは?駐車場は?

2023/11/02
 
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前橋在住のRikoです。息子が仙台在住となり、群馬・前橋を見直すきっかけとなりました。Rikoなりのファインダーを通して主に前橋東部の情報や地元のウォーキングコースを紹介しています。また、疑問に思ったことをリサーチしたり、旅のレポートもしています。よろしくお願いします。

こんにちは! Rikoです。

先日、星野リゾート磐梯山温泉ホテルに宿泊しました。日光経由で前橋へ戻る予定でしたが、五色沼まで車で30分程ということで、急遽、五色沼へ行ってきました。

とても美しい五色沼自然探勝路3.6kmを歩いてきました。周辺の駐車場?バス?ハイキング順路?についてご紹介しますね。

 

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磐梯山・裏磐梯・五色沼の概要は?

磐梯山・裏磐梯は?

磐梯山は、南側(猪苗代湖側)から見るときれいな三角形をしています。

しかし、北側(裏磐梯)から見るとこちらのように山が崩れていますね。

130年前に噴火し、小磐梯と呼ばれた峰が吹き飛ばされました。磐梯山1816mと櫛ヶ峰(くしがみね)を残す形となっていますね。

明治以降、最大の火山災害で、477名の命が奪われました。

 

大噴火と言うと群馬では、浅間山です。

浅間山の大噴火は、1783年(江戸時代)でした。群馬県下で1400名の犠牲者が出ました。

流れ出た溶岩が一村を飲み込んだ一帯もありました。大量の溶岩は、鬼押出し園となって残っています。

そして、およそ100年後の1888年(明治時代)に磐梯山が噴火です。地球の年齢からすると1年位なのでしょうか?

 

磐梯山は、溶岩がほとんど流れ出さない水蒸気爆発でした。

裏磐梯では、岩なだれが川を堰き止め桧原湖などの湖ができました。

流山地形のくぼ地に水がたまり、火山性物質が混ざることで、美しい五色沼湖沼群が生まれました。こちらが五色沼自然探勝路3.6㎞としてハイキングコースとなっています。

流山(ながれやま)地形とは、山体崩壊によって崩れ落ちた膨大な量の土砂が、山麓に流されてできた大小さまざまな小山のことです。

全国的にも大規模なものは珍しく、ここ磐梯山鳥海山雲仙普賢岳北海道駒ヶ岳でしか見られません。

そして、噴火により裏磐梯の豊かな森の大部分が一瞬のうちに荒野となりました。

多くの先人たちが荒廃したこの土地にアカマツなどを10万本植林しました。

裏磐梯の森は、先人たちの手と自然の持つ再生の力、両方で復興されました。

 

五色沼自然探勝路 駐車場は?

五色沼自然探勝路は、片道約3.6㎞です。所要時間は、60分~ゆっくり眺めて90分くらいです。もちろん往復してもいいのですが、どちらか路線バスかタクシーがおススメです。

毘沙門沼から出発するか?柳沼から出発するかです。

毘沙門沼側を3か所、柳沼側1か所をご紹介しますね。

 

裏磐梯ビジターセンター 約70台 毘沙門沼側

混雑の状況もありますが、まずはこちらをおススメします。料金は無料です。毘沙門沼まで、裏手を登って7、8分です。

磐梯山の湖沼や生態系についての展示があります。散策マップを購入しましょう。また、長靴や傘のレンタルもあります。イベントも開催されます。

不明なことはこちらで相談しましょう。24時間使えるトイレも隣にあります。

残念ながら、9月24日はお休みでした。火曜祝日の振替休館でした。

参考にこちらをご覧ください。

裏磐梯ビジターセンターのHPはこちらです。

 

 

裏磐梯観光協会 毘沙門沼側 100台

ビジターセンターの隣です。

この建物は駐車場の奥にあります。その前が広い100台以上停められる駐車場になっています。料金は無料です。

中にとても設備の良いトイレがあります。利用時間は9時から17時です。

ビジターセンターがお休みだったので、こちらでマップバスの時刻表をもらいました。パンフレットなどが置いてあります。

裏磐梯観光協会のデジタルパンフレット(現地周遊版)はこちら!

五色沼については、P4~P5にあります。参考にどうぞ!

 

 

五色沼駐車場 毘沙門沼だけの観光におススメ!

毘沙門沼のすぐ近くの駐車場です。無料です。約100台、観光バスも入っています。

毘沙門沼でボートに乗ったり、人気のハートの鯉を探してみましょう。

沼に近いということもあり、休日などは渋滞になるようです。

裏磐梯ビジターセンターや観光協会からは、こちらの看板を目指しましょう。(8分程です。)

この駐車場の奥の五色沼売店毘沙門沼沿いのハイキング入口となっています。

 

 

裏磐梯物産館 柳沼側 駐車場

こちらに70台程の駐車場があります。無料です。奥にハイキング入口があります。

道路の前が裏磐梯高原駅のバス停です。

休憩やソフトクリーム、会津山塩ラーメンなどの食事ができます。

 

五色沼探勝路 バスは?順路は?

五色沼入口バス停と裏磐梯高原駅バス停は、乗車時間は7分ほどです。1時間に1本程度の運行です。運賃は、大人250円 小人130円です。

 五色沼入口バス停

五色沼入口バス停は、裏磐梯ビジターセンターと裏磐梯観光協会の間にあります。どちらも歩いて2分程です。建物があるのでわかりやすいです。

 

裏磐梯高原駅 バス停

裏磐梯物産館の道の前のログハウスのような建物です。 

 

ハイキングコースは?

木の根や岩がありますので、滑りやすく、ぬかるんだりします。トレッキングシューズがあればよりよいと思います。

バスの運転者さんによると、柳沼~毘沙門沼へ向かう方が下りが多いそうです。

それを知らずに毘沙門沼から出発しましたが、アラカンのRikoでもそれほど疲れずに歩けましたので、あまり気にしなくても大丈夫と思います。

コースは、案内通りに進めばOKです。

 

五色沼 ハイキング順路は?

ガイドブックには、駐車場に車を停め、往路は路線バスかタクシーで移動し、復路歩くとスムーズです。とありました。

混雑時などは、ビジターセンターでバスの状況を聞くとよいと思います。

 

今回、私はこちらのコースでした。

●裏磐梯ビジターセンターお休みの為、観光協会で、地図を得て、毘沙門沼~柳沼物産館で休憩裏磐梯高原駅からバスで五色沼入口バス停に戻る

毘沙門沼で、ゆっくりハートの鯉を見つけたり、ボートに乗ったりしたい場合は、こちらの順路がおススメです。

 

ビジターセンターからの観光客が多いので、あえて車で裏磐梯物産館へ行ってしまう。という考えもあります。↓

●ビジターセンター~五色沼バス停~バスで裏磐梯高原駅へ行く柳沼~毘沙門沼へ、五色沼売店で休憩

混雑の状況で順路を考え、バスの時間に余裕を持って行動されるといいと思います。

 

それでは、五色沼自然探勝路を歩いてみましょう。

裏磐梯ビジターセンターを裏手に歩くとこちらの五色沼駐車場に着きます。その奥に五色沼売店がありますので、この坂を登ります。

 

いきなり、毘沙門沼が現れます。

下には、ボート乗り場があります。白いボートにハートのマークがかわいいです。

 

売店の前にはこのような看板が・・・。

伝説のハートのマークの鯉を見つけましょう。

 

売店から階段を降ります。

こちらがハイキングコースです。

 

ボート乗り場のデッキでなんとハートの鯉を見つけました。

でも、ハートが波で隠れてしまいました。残念!

 

毘沙門沼の湖畔からハイキングコースへ進みます。

岩や根が多いいです。

 

湖畔は、このような木道もあります。

 

風雪に耐えた賢い木がVの字になっています。

大きくて生命の息吹を感じます。

 

木の根が階段のようになってます。

滑りやすいので、注意しましょう。

 

毘沙門沼は、一番大きい沼です。ボート乗り場よりもかなり遠くに来ましたが、鯉がいっぱいです。

不思議なことに黒い鯉は一匹も見ません。全部、錦鯉です?群馬でも鯉は多いですが、半分以上は黒い鯉です。

黒い鯉は保護色になって私の眼には見えなかったのか?

それとも、新潟が近いので、錦鯉が買えるのかな?いずれにしても、錦鯉は大きく優雅でとてもキレイでした。

 

毘沙門沼の案内板からです。

※今回は、ビジターセンターが休館の為、観光協会奥の木道からスタートしましたが、森の奥で迷子になりました。

毘沙門沼の売店・湖畔を通らないで森の中から毘沙門沼案内板に行ける道もあります。毘沙門沼の湖畔側は、通路は狭くなりますが、鯉や木々がキレイです。初めての方は、こちらをおススメします。

柳沼から来た場合は、毘沙門沼の案内板を過ぎたら、分岐がありますので右の沼側に行ってみましょう。

 

クマさんハンドベルです。ベルを鳴らしておきましょう。

この付近では時々クマが目撃されています。7月には、毘沙門沼のボート乗り場付近にクマが出没しました。

クマは沼を泳ぐそうです。クマに注意しましょう。

 

さらに進んでいくと赤沼みどろ沼と続きます。

このように草木の間から、沼のカラフルな色を覗き込みます。

 

順番からすると赤沼のはずですが、みどろ沼との区別がつきませんでした。

どちらも淡い緑色です。神秘的な沼です。

 

中学生の校外学習がありました。ガイドさんは、80年前の赤沼を知る人に聞くと、赤沼は真っ赤だったそうです。そして、小さくなってきていると説明されていました。

 

 

岩が多い坂道を進みます。

 

弁天沼です。2番目に大きい沼です。青い水面ですが、手前では水が透き通っています。

晴々として、とても気持ちいい沼でした。水質の酸性が強いのは、るり沼・青沼・弁天沼です。

 

こちらのるり沼は、展望ポイントから見ることができます。

るり沼は、見落としやすい沼です。弁天沼と青沼とは逆方向にあり、磐梯山を背景にしています。

展望ポイントへは、少し登りの脇道があります。通り過ぎないように注意しましょう。

 

こちらは、青沼です。名前の通り青い色が絵の具のようにきれいです。

よく見ると、沼に近い葉の先が白いです。「あの白いのは何?花?」と皆口々につぶやいています。??

調べてみると、ケイ素、アルミニウムなどの成分を含んでいる為、風で葉が水にぬれると、脱色されて白くなるということでした。

本当に白い花が咲いているかのように見えます。初夏から秋に見られるそうです。青沼は強酸性で魚は住めません。

 

柳沼に着きました。こちらでも、また鯉が優雅に泳いでいます。

裏磐梯物産館の裏手まで続いています。穏やかな沼です。

 

母沼は、透明な水が日差しに照らされて、とてもキレイでした。

 

裏磐梯物産館へ着きました。

 

道の前が、裏磐梯高原駅です。こちらからバスに乗りました。

 

こちらが、五色沼入口のバス停です。

お疲れ様でした。

 

まとめ

五色沼のハイキングコースは、片道約3.6kmです。ゆっくり見て写真撮影したりする場合は、90分以上をみておきましょう。

ビジターセンターで、マップと時刻表や不明点を聞いて行きましょう。

そのまま、毘沙門沼からスタートしてもいいですが、バスで裏磐梯高原駅に行き、柳沼からスタートしてもOKです。

最後まで、お読みいただきありがとうございます。

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前橋在住のRikoです。息子が仙台在住となり、群馬・前橋を見直すきっかけとなりました。Rikoなりのファインダーを通して主に前橋東部の情報や地元のウォーキングコースを紹介しています。また、疑問に思ったことをリサーチしたり、旅のレポートもしています。よろしくお願いします。

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