木曽路の妻籠宿・馬籠宿・中山道ハイキングのおススメコースをご紹介の巻!
こんにちは!前橋在住のRikoです。
8月上旬、中仙道、木曽路の妻籠宿と馬籠宿に1泊2日で行ってきました。
宿泊先は、妻籠の藤乙旅館さんです。1日目の午後、妻籠宿から馬籠宿まで歩いて、帰りはバスかタクシーで妻籠へと予定していました。
しかし、酷暑と体力不足、下調べ不足で、馬籠宿へは、到底行けず、大妻籠の先で断念。妻籠まで戻ることになってしまいました。
気候も良く健脚ならば、妻籠宿⇔馬籠宿 どちらでもかまわないと思いますが、体力・時間不足の場合は、「馬籠宿から妻籠宿を目指した方がよい」ことがわかりましたのでご紹介します。
木曽路 妻籠宿と馬籠宿 中仙道ハイキング 高低差
妻籠宿と馬籠宿は、標高差はおおよそこんな感じです。(妻籠は正確には430m)
(約8㎞、ゆっくり歩いて3時間~3時間半)男滝・女滝など途中の見所もあります。
中間地点は、馬籠峠を妻籠へ少し下った一石栃立場番所(いちこくとち)です。
こちらは、江戸時代後期の歴史ある建物で休憩することができます。欧米の方に人気です。
群馬から入ると妻籠宿が近いので、妻籠宿(長野)から馬籠宿(岐阜)に歩くと考えます。標高差から見ると、馬籠宿からは急坂を登らなければならないのですが、あとは長い下りです。元気なうちに坂を登ってあとは下りです。
馬籠宿から妻籠宿へ歩く方が体力的に楽ということでした。
いまさらながら、妻籠観光協会のHPのハイキングマップを見るとハイキングは、馬籠から妻籠に向かった方がらくちんです!とあるではありませんか。
事前にこのHPをチェックしたのですが、マップまでは確認しませんでした(>_<)。残念!
次回の下調べ 妻籠からバスで馬籠峠へ
妻籠に宿を取り、到着して午後からハイキング予定の場合は。。。
馬籠行のおんたけ交通バス 12時47分 妻籠発があります。
このバスに間に合うようにお昼を済ませ、車を妻籠の第二駐車場(500円)にいれます。バス停は、数分で、第一駐車場方面にあります。
バスで馬籠宿まで行かず、馬籠峠(13時3分着)で下車して緩やかな下りで妻籠に入るのがよさそうです。途中、ゆっくりしても16時から17時には妻籠宿に着きそうです。
Riko的体力では、こんな感じと思います。馬籠宿は、翌日、車で行って観光できますしね。
参考にバス・タクシー
どこ方面からか?どこに宿が取れたのか?で、ルートがいろいろと思います。
下調べの参考になればと思います。妻籠から馬籠のバスの案内です。
南木曽町新交通システム(地域バス)運行時刻表
おんたけ交通 バス 馬籠線 (南木曽駅~妻籠~馬籠)
*8:42 10:12 12:47 14:22 16:42 妻籠のバス停時刻表 馬籠行
※は、ゴールデンウィークと夏休み期間
妻籠から馬籠は約30分です。妻籠から馬籠峠・馬籠 運賃大人600円(小人300円)
バス停は、妻籠から先は、橋場、大妻籠、男捶滝、馬籠峠、馬籠です。
馬籠⇔妻籠まではタクシーで3500円前後
南木曽駅から妻籠までは、バス300円 タクシーで1400円前後です。(10分)
馬籠~JR中津川駅540円(小人270円)30分 北恵那バス
JR中津川~名古屋は1時間半、特急しなので1時間
外国の観光客は、名古屋から入り、中津川→馬籠と入りますので、必然的に、馬籠~妻籠が多くなりますね。どうりで、すれ違う旅人は欧米の方ばかりのわけですね。
帰りは、南木曽駅から名古屋にということでしたね。
下調べなので参考までに。バスの時間・料金などは変更になります。
2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
馬籠宿⇔妻籠宿 『完歩証明書』
はがきサイズの証明書があります。
ヒノキの香りがする薄板でできています。
出発する観光案内所で購入
到着した観光案内所で、案内書印をもらいます。 300円です。
どちらかに宿泊の方は、宿でハイキング券をもらってください。
どちらかの観光案内所で『完歩証明書』が受け取れます。
こちらは、150円です。
手荷物運搬 妻籠⇔馬籠間
妻籠⇔馬籠間 手荷物運搬があります。
3月20日~11月30日までの期間、毎日運搬
12月1日~3月19日までの期間、冬季はお休みです。
受付場所:妻籠観光案内所・馬籠観光案内所・大妻籠(こおしんづか民宿)
受付時間:8時半~11時30分
受取時間:13時~17時
金 額:荷物1個 500円です。
同時に「熊よけ鈴」のレンタルや販売もあります。
妻籠から大妻籠・こうしんづかの石畳までは、こんな感じです。
観光地なので、案内板はしっかりしています。
その通りに進めば間違いはないと思います。山あり、川ありのコースです。
馬籠方面へ進みます。
蘭川です。蘭アララギと読めませんでした。
蘭川(アララギ川)沿いを進みます。
川のせせらぎを聞きながら、川の大きい石を見てびっくり!観察しながら歩けます。
この巨岩は圧巻です。くじらのようです。
こちらは第三駐車場の前の道です。
馬籠まで、6.9kmです。
大妻籠を散策される方は、第3駐車場もよいと思います。
民家の軒先のようなところを抜けます。
突き当たって橋を渡ります。
こちらから、山道に入ります。 馬籠まで、6.5kmです。
このような山道です。
極端な話ではなく、すれ違う旅人はすべて欧米人でした。(◎_◎;)
山を越えるとまた、民家のようなところを抜けます。
大妻籠です。こちらでも泊まれる旅籠があります。
また、川を渡ります。
大妻籠の看板です。この看板を見ると川に沿ったり、川をよけて山道を登ったりして街道が右往左往していているのがよくわかります。
水のペットボトルを落としてしまいました。
この暑さの中でどうしようと思ったら、幸いにもこちらの赤いところの裏に自動販売機がありました。販売機も目立たないように昔風の板塀で囲ってあります。
旅籠の前や民家の前も思い思いの昔風の装飾がされています。
どの家も薪が大量にあります。
馬籠はまっすぐですが、右の坂を上ると県宝藤原家住宅です。
長野県で一番古い民家です。350m程登ります。
このような水場があり、酷暑の時は本当にうれしいです。。
ひじから下の汗を流すだけで気持ちいいです。
いよいよ、山道に入ります。
大妻籠にあります庚申塚の石畳です。気分はすっかり江戸の旅人。ここからは、つづら折りの石畳の道で少しきつい坂が続きます。
途中には、木陰にベンチがあります。欧米の方がいっぱいでした。
これ以上先に行くと戻れなくなるので、戻るのなら今とこの辺で、Uターンしました。ここまでのハイキングでも中山道の雰囲気を充分味わうことができました。
左から、クマ鈴№1、忠犬の看板、下り谷の一里塚の看板です。
下り谷の一里塚は江戸から数えて79里目の塚です。東京から約300kmです。
険しい道のこの辺りは、江戸時代、大雨による土砂崩れや、水害が多く何度も街道の道筋が替えられたそうです。
街道が、山と川に挟まれていますから、大水も出れば、崖も崩れますよね。
長野と群馬の県境の碓氷峠も難所ではないでしょうか。
あと、1㎞程行けば、男滝、女滝に行けるところでしたが、残念でした。
3㎞以上歩いたと思いますから、往復6㎞歩いたのでOKとしましょう。
竹藪を抜けるとそこは川でした。
帰り道、欧米の家族がビーチサンダルをはいていたのでどうしたのか?と竹藪を入ってみるとなんと川です。水浴びをしていたのですね。
欧米の人は暑さに耐えられないと思いますよ。私も入りたかった。
妻籠に戻って旅籠に入ったら、ほんとほっとしました。
江戸の旅人も旅籠でほっとしたのでしょう。
妻籠宿 アクセス
まとめ
木曽路はすべて山の中である。= 涼しいと避暑の為に群馬を抜けだした計画だったのですが、平成最後の夏は、北海道か沖縄に行かなければ、避暑はできませんでしたね。
妻籠の80代の方が、「こんなに暑いのは嫁に来て初めて」と言ってましたので、尋常ではない酷暑ということがわかります。
今、考えると、平日で、酷暑ということもあり、日本人は自分たちだけでした。すれ違うのはすべて欧米の観光客でした。びっくりです。
江戸時代の旅人が、のちに海を越えて欧米からの旅人がこんなにも行き交うことになるとは、誰が思ったことでしょう?
また、欧米の方は、短パンとキャミソールという軽装なので、日焼けは大丈夫? 虫にさされない?と現代人のRikoも心配したり、びっくりしたりでした。
タイムマシンがあったら、面白いのにね。
最後まで、お読みくださりありがとうございます。