古事記を読む前に初歩的な言葉を知ろう。
こんにちは!Rikoです。
アラカンのRikoが、コノハナサクヤヒメに興味を持ち、はじめて古事記を調べて見た。意味のわからない言葉が出てきます。この意味がわからないと何のことか、さっぱりわからないので、いくつかの言葉を簡単に解説します。
高天原・葦原中国・黄泉の国とは何?
高天原・葦原中国・黄泉の国、こちらの3つの言葉が出てきます。
特に、葦原中国は見当もつきませんよね。
●高天原(たかまがはら・たかあまのはら・たかあまはら)は、天のことで、天界というイメージです。
●葦原中国(あしはらのなかつくに)は、地上のことです。日本の国土ですね。
葦原(あしはら)は天から見ると葦がざわざわしているイメージです。
中国(なかつくに)は、天があって地下の国があってその真ん中という意味です。
●黄泉の国(よみのくに)は、想像ができますね。あの世(死後)とか、地下の国のイメージと思います。黄泉がえりといいますね。
古事記では、天界と地上と地下の三階建てになっていると考えておくといいと思います。
神々の国「高天原」・人間が住む国「葦原中国」・死者の国「黄泉の国」という感じです。
柱? 天津神と国津神とは、どう違うの?
柱って何?
古事記では、五柱の神が現れとか書いてありますよね。
神様は一人二人とかではなく、一柱二柱といいます。
御神木と言われますね。
神様が降りてきて木に宿るみたいなイメージで柱と言われるようです。
天津神? 国津神?って何?
一概には言えなくて例外はありますが、簡単に言うと。
●「高天原」に住んでいる神様が天津神(あまつかみ)で、代表的な神様は天照御大神など。(伊勢神宮)
●「葦原中国」に住んでいる神様が、国津神(くにっかみ)で、代表的な神様は、大国主神や猿田彦神など。(出雲大社)
天津神は、イザナギとイザナミを始祖として、「高天原」で生まれたり、天降った神やその子孫です。
国津神は、天津神による天孫降臨以前から「葦原中国」に住んでいて、国土を納めていた神・その子孫ということですね。
中央集権と地方を表しているのではないか?とも言われていますね。
国津神よりも天津神の方が格式が高い感じなのか?
それぞれの役割があるようです。
伊勢神宮は、個人的なお願いよりも、世界平和を祈るような神社です。
出雲大社は、縁結びの神様として有名ですよね。
人間生活の面倒をみる神様というイメージです。
雲が出ると太陽の光がさえぎられてしまいますね。それぞれの役割が大切と現しているのでしょうか?それとも永遠のライバルなのか?
天津神と国津神の初めての婚姻!?
ニニギノミコトは天津神の中でも最高位である太陽神アマテラスの孫です。
コノハナサクヤヒメは、山の神の大山津見神(オオヤマツミノカミ)の娘です。
天(高天原)の名門の太陽の一族と地上(葦原中国)の名門の山の神の一族がひとつになった。
天津神(あまつかみ)と国津神(くにっかみ)の初めての婚姻となったわけですね。
これらの言葉を覚えておくと古事記をネットで調べたり、YouTubeをみたりしてわかるようになると思います。
むずかしいので、今回はここまで!次回に続きます。