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2019年台風19号が甚大な被害に。八ッ場ダム・渡良瀬遊水地の様子は?

 
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前橋在住のRikoです。息子が仙台在住となり、群馬・前橋を見直すきっかけとなりました。Rikoなりのファインダーを通して主に前橋東部の情報や地元のウォーキングコースを紹介しています。また、疑問に思ったことをリサーチしたり、旅のレポートもしています。よろしくお願いします。

こんにちは、Rikoです。

台風19号は、甚大な被害になってしまいましたね。前橋は大きい被害はありませんでしたが、富岡では、土砂崩れが発生してしまいました。

前橋でのRiko家の台風準備の様子や八ッ場ダム・渡良瀬遊水地の様子をご紹介したいと思います

 

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2019年 台風19号が甚大な被害に。

台風19号が通過し、数日過ぎた。
先月の台風15号での被害は、暴風、停電、断水、通信障害だった。

19号も同じような被害を予想していた。

■桐生の父の家は、築80年の昭和の家だ。屋根が持ちこたえられるのか?
裏の山は、風よけになるが崖崩れは大丈夫か?

■群馬を過ぎても東北に向かう台風。仙台の息子には気を付けるように言うが、どこか甘く見ているようだ。

■義父が、外に出たりしないだろうか?
 
心配すればキリがない。この点では祈るしかない。

ところが、19号は、まったく違うタイプの台風だった。

■大型で広範囲で大雨
■動きが遅く長時間の大雨

同時多発的に発生した河川の決壊・氾濫

37河川 52か所決壊となり、残念ながらまだ全容がわからない。
死者70人 行方不明14人とさらに被害が拡大。

幸いにも、前橋のRiko家では被害はない。
まずは、前橋の状態から話すと。

 

前日の台風準備はどうだったのか?

ベイシアとカインズに買い出しにでかける。

11日午前10時頃には、カインズではカセットボンベが早くも売り切れだ。

水のタンク・養生テープ・ブルーシート・紙皿などを大量に買い込む人もいる。

人々は、落ち着いているが、目的の物を見つける為、どこか殺気立っている。

安めのカップラーメンが売り切れ状態だ。しばらくしたら品出しがあった。

缶詰やパンも陳列棚には半分ほどしかない。まだまだ、午前中である。

 

とりあえず、気が付くことを準備する。

■コールマンのランタン(ホワイトガソリンを入れて点検)
■懐中電灯を準備(電池確認・予備の電池購入)
■長靴と靴を用意 カッパ準備
■カップラーメン、缶詰・お菓子などの非常食
■水の準備
■カセットフーとカセットボンベ (予備準備)
■家の周りの細かいものを物置にいれる
■車はガソリンを入れて、庭の端へ移動
■お風呂の水は流さない。

考えるとキリがない。とりあえず実行。

 

前橋では、緊急速報メールは5件。

聞こえないと意味がないので仕方ない・・・。

どういうわけか?寝室でWi-Fiのみで使っているタブレットも鳴り出す。
使用時以外は、Wi-Fiも切ってある。

高気密の家で3台が鳴り出す。とにかくびっくりして心臓が止まりそうになる。

12日午前11時  警戒レベル3 赤城山大洞と苗ケ島の避難
12日午後8時12分 警戒レベル5 群馬県に大雨特別警報が出される。
12日午後8時18分 警戒レベル4 利根川が氾濫危険水位を超えた。利根川周辺避難勧告
12日午後10時 警戒レベル4 土砂災害警報
13日7時 避難所を閉鎖

普段から、赤城山大洞と苗ケ島、利根川周辺は、比較的警報が出されることが多いい。今回は、大雨の為、土砂災害警報が出された。

 

不要不急の外出は避けるようにテレビで呼びかけ

12日は、朝から雨はしとしと降り続いた。時々、強い風が吹き抜ける。昼間はあまり、危機感はない。

4時過ぎには、富岡で土砂崩れが発生。救出の様子が流れる。富岡、藤岡で被害者が出てしまった。

富岡の鏑川で、氾濫危険水位と報道。

夕方、急な揺れがあったので強風か?と思ったが、地震が起きた。千葉県で震度4の地震、千葉沖が震源地だ。

こんな時にやめてと願うばかりだ。

夜は雨足が強まり、眠れない。テレビを見始める。次々とニュースが入り余計怖くて眠れなくなる。

我が家は高気密の住宅だ。普段から雨の音は聞こえない。ところが、四方八方から雨が吹き付ける音がザーザーとしている。

かなり強い風のようだ。

関東のほとんどの県で大雨特別警報が出された。
長野、福島、宮城などがこの警報に加わり、やがて岩手が加わっていく。

箱根の早川では、真っ黒な濁流。
12日の降水量922.5mm(日降水量としての歴代1位を更新)

草木ダム・下久保ダムで、緊急放流か?と報道。群馬では下仁田が雨量が多かった。
翌朝のニュースでは、放流はなかったようだ。

13日午前1時頃には、群馬は大雨特別警報が解除された。大雨警報となった。

外に出てみると雨はやんでいた。風もなかった。水の音がする。田植え時以外、枯れている側溝では、水がゴンゴン流れていた。

とりあえず、安心して寝ることにした。

翌朝、自分のサイトを確認すると。ある記事のアクセスが急上昇していた???

サンドウィッチマンの「秘境路線バスの旅・赤城山編」だった。

なんと、12日の昼間に再放送された。台風で外出できないため、テレビやネットを見て過ごす人が多かったようだ。ありがとう!

 

八ッ場ダム・渡良瀬遊水地が守った利根川?

八ッ場ダムの完成。タイミング良い。

八ッ場ダムは、ダム本体のコンクリートの打設が6月で終了。10月より試験湛水中だった。
11日には、底部の鉄橋が見えていた。ところが、一昼夜で、満水まで10mに迫った。水位54mの上昇だった。

ネット上では、八ッ場ダムが利根川を守ったと話題になる。

データ上では、八ッ場ダムの洪水貯留がなくても利根川は氾濫に至らないという考えもある。

私のような素人では、判断のしようがない。

我が家の南の地区では、桃ノ木川の氾濫に備え、高台に自主避難した人もいた。

昭和22年のキャサリン台風の教訓があった。この台風で桃ノ木川が氾濫。沢山の人が亡くなった。

この台風は、死者・不明者約2000人。群馬県では、600人余りの死者をだした。

そして、このキャサリン台風は、八ッ場ダム建設のきっかけとなった。

 

こちらは、工事中の八ッ場ダムだ。

八ッ場ダム

中ほどに、鉄橋も見えている。

 

こちらの動画は、14日にダム本体から上流へ撮影されたドローン映像だ。

13日早朝には、水位573mとなる。あの高さの八ッ場大橋も低く見える。

渡良瀬遊水地が利根川を守った?

いくつかある貯水池が満杯となる。貯水池は大きく広くなり水を湛えた。東京ドーム
200杯分を貯えた。

渡良瀬水系は、この渡良瀬遊水地で調節され利根川に流される。

上流ではダム中流では貯水池、下流では放水路。が連携して機能したのではないか。

荒川では遊水地の彩湖が機能した。多摩川は水位を調整する手段はない堤防と川幅で対処。

水を湛え大きくなった渡良瀬遊水地。ドローン撮影されています。

 

近隣の交通網も被害

両毛線 足利~小山間 長期間運転見合わせ
吾妻線 長野原草津口~大前間 長期間運転見合わせ
 
上信越道 松井田妙義IC~佐久IC 通行止め

北陸新幹線は、千曲川の決壊で、新幹線車両基地が水没。
運転見合わせ、330億の被害。

 

台風19号の被害は、都会から地方、農業・観光・工場まで被害。

稲が倒れてしまう。すぐに刈ればいいが、穂が土について米が黒くなってしまう。

主だった河川の決壊・氾濫。

東京都 世田谷区 多摩川 
神奈川 川崎市 多摩川
茨城県 水戸市 那珂川 
栃木県 佐野市 秋山川
埼玉県 川越市 越辺川(おっぺ川)
福島県 郡山市 阿武隈川
長野県 長野市 千曲川  
宮城県 丸森町 阿武隈川

福島県では、24時間雨量が福島県内の3分の1の地点で、観測史上最高の記録を更新した。その為、被害がより多いと思われる。

都会では、川の景観を守る為、堤防がなかったところから越水。

最新のオシャレなタワーマンションは、地下の設備が浸水し、エレベーターが停止。
停電、断水、また、水が流せない事態が発生。

熱海や箱根など観光地が被害。

農作物の被害は甚大。イチゴ、りんご。

長野では、収穫したコメが全滅という家もある。

工場も浸水、きのこのホクト。静岡では、かつお節工場も被害。

太田市のスバルでは工場に被害はない。しかし、部品供給ができない為しばらくの間操業停止となる。

 

気づいたときには、逃げられなかった。

特別養護老人ホームが孤立
避難所の町役場が冠水孤立

残念ながら、ヘリコプターで救出時転落する事故もおきた。

 

堤防決壊の原因とは?

川の流れが変化する場所は、氾濫しやすい。

佐野市 秋山川では、急流その後、川の蛇行がある為決壊してしまう。

千曲川では、川幅が1km~200mとなり、水が流れにくくなる。決壊してしまう。

宮城県丸森町も阿武隈川が、急激にカーブ、さらに、雨量が多いい。

 

まとめ

どこの被災地でも泥が入り、多いいところは50cmにも及ぶ。断水で泥が洗えない。

でも早く洗わなければ固まって余計大変になる。というジレンマです。

被害に遭った方のインタビューで印象に残ったのは、「自然と戦っても勝てないんだなと思い知らされた。」

「子供が寝言で水が来る」と言う。心に傷を負った。「引っ越しを考えたい。」

1日で崩れてしまった日常。通常の暮らしを取り戻すには、大変な作業と日数、努力が必要だと思います。一日でも早く普通に暮らせるように願うばかりです。

このたびの台風19号による被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

被害に遭われた方々の、一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

最後まで、お読みいただきありがとうございます。

 

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前橋在住のRikoです。息子が仙台在住となり、群馬・前橋を見直すきっかけとなりました。Rikoなりのファインダーを通して主に前橋東部の情報や地元のウォーキングコースを紹介しています。また、疑問に思ったことをリサーチしたり、旅のレポートもしています。よろしくお願いします。

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