大腸内視鏡検査・その後大腸ポリープ切除術をした体験記
こんにちは、Rikoです。
大腸内視鏡検査を50代後半で初めて受けました。しかも、1か月の間に2回行うことになってしまいました。
1回目は、近所の胃腸科で受けましたが、ポリープが大きいため、切除することが出来ませんでした。入院設備のある病院を紹介され、そちらで切除することになりました。
2週間後に2日間の入院でポリープを切除することが出来ました。簡単に考えていましたが、意外と大変でした。入院前の薬や食事の管理、術後の安静などについてご紹介しますね。
また、こちらは個人的感想です。男女や年齢、また病状によって、人それぞれ違います。初めて受ける方の参考・不安解消となれば幸いです。
大腸内視鏡検査・その後大腸ポリープの切除をしました。
検診で、便の検査を2回提出しますね。2回目に潜血反応が出ましたということでした。
その時点で、動揺してびくびくしているわけですね。
早速、大腸内視鏡の検査の日程と説明を受けました。
看護師さんは、何回も説明していますから説明もペラペラと早いですね。わからなければ電話くださいという感じでした。
家に帰って、日付順のメモをまとめてやっと理解ができました。下剤を段々強くしていく感じですね。
2ℓの下剤は、家で飲んでいく?病院で飲む?
当日午前中、家で2ℓの下剤を飲んで、お昼頃に来院してくださいということでした。初めての為、車での移動中にトイレに行きたくなったら?と考えました。
一人の心細さもあり、9時に来院して飲ませてもらうことにしました。
こちらの胃腸科では、家で飲んでくる人の方が多いようでした。80代の方は、指導しながら飲んでもらうみたいです。説明の時に相談をしてみて自分が安心できる方でよいと思います。
※水分が出きってしまえば、極端に移動を気にすることは、ありませんでした。
大腸内視鏡検査の説明では?
大概のポリープは切除しますが、ポリープが大きい場合は、入院設備のある病院で行うことになると説明を受けました。
まさか自分がそうなるとは思いませんでした。こればかりは、検査してみないとわからないですね。取れる取れないは、先生の判断ですからね。
大腸内視鏡検査の事前の薬は?
1週間前から、普段から便秘ぎみということで、酸化マグネシウムとセンノシドという薬を1日2回飲みました。センノシドはお腹が痛くなったら、休んでもOKということでした。
3日前・2日前の夜には、ラキソベロン(目薬の容器ほどの液状の下剤)をコップの水に10滴、前日は残り全部を飲みました。前日から、水分をたくさん摂ることが大事と言われました。
大腸内視鏡検査、前日食について? 食べてはいけないものは?
前日食は、クリアスルーというレトルトの食事です。胃腸科で買える場合もありますし、薬局で買う場合もあります。
こちらは、おろしりんご付きで、1280円(薬局)でした。肉じゃがとチキンクリームシチューのセットもあります。
検査前日避けたいものは、こちらです。海藻やきのこ、果物の種ですね。
私は、レトルトだけでは、お腹が空くのでリンゴやバナナを食べていました。
1回目の大腸内視鏡検査(近所の胃腸科)ポリープ見つかる
当日朝は、食事なし、水分はOKです。
朝、9時に胃腸科に行き、ニフレック(2ℓ)という腸をきれいにするための薬を飲み始めます。
お昼頃までに飲み終わる予定です。
タイマーを持たされて10分おきに紙コップに注いて飲みます。
吐き気もなく何とか飲むことが出来ました。
最初の1時間くらいは何もありませんが、1ℓ以上、1.5時間くらいすると排便があります。
その都度、どんな便なのかを観察しておきます。
それを繰り返し、10回以上トイレに行くと4段階ある④番の無色透明な水様便になったら、検査OKです。
最後は、おしりから水分が吹きだすような感じで、しばらくトイレから出られませんでした。だんだん治まってきます。
12時半過ぎには、検査着に着替えます。お尻に穴が開いているパンツです。
いよいよ、大腸内視鏡検査へ
1時頃には、検査になりました。胃の内視鏡と違いゲェーゲェは、ありませんので、楽と言えば楽です。まな板の鯉です。
お腹に空気を入れる為、お腹が押されてはちきれそうになります。看護師さんがうまくお腹を押さえたりおならをしてもいいと指示をしてくれました。
体の向きを少し変えたり、組んだ足を押さえたり楽なように介抱してもらえました。
お医者さんは、「よーく見てますからね。」「今、盲腸に着きました。」「帰りながらまた見ていきますね。」と言葉をかけてくれます。
時間的には、1時間程と思います。
行きに見つかった大きいポリープが帰りには、見当たらくなり少し探しました。腸はひだが多いので、空気を送り込みながらひだを伸ばして進みます。
先ほどのポリープが見つかり、やはり、大きいので、出血してしまうということで、その場で、入院設備のある病院に紹介状を書くということが決まりました。
検査後の説明で、出血はこのポリープが原因という説明を受けました。
撮影した腸の写真が8枚印刷してある用紙をもらいました。
そして、その足で、すぐに入院設備のある病院を訪れました。
こちらの先生は、ポリープの写真を見て、「もっと大きくなると大腸ガンにもなりますからね。切除した方がいいですね。」ということでした。
手術説明に入り、多少の出血を起こすこと、極めてまれに腹膜炎や穿孔(腸に穴が開くこと)もあるという説明があり同意書にサインをしました。
その後、入院の日程・薬の説明、注意点を聞いて血液採取をして帰りました。
2週間後に入院予定となりました。
大腸内視鏡ポリープ切除(2回目入院)
検査前の薬は?
前回は1週間前からでしたが、今回は2週間前から薬が始まりました。酸化マグネシウムとガスモチン(胃腸の働きをよくする薬)です。
3日前から、海藻類、キノコ類は禁止です。食物残渣を残さないためと思います。
前日食は、クリアスルーおろしりんご付き(1280円)薬局で購入。
前日夜、ラキソベロンを半分飲みました。
前回は、10滴でしたが?それでは効かないので半分ということでした。
朝には、お通じがあり、効き目は大でした。
ラキソベロンの残りの半分は、入院後に飲むはずでしたが、朝の通じの状態から飲まなくていいことになりました。
入院そして点滴・下剤2ℓ・排便の記入
午前9時に入院受付、この入院の時点では、まだどのくらいの入院かはわかりません。4人部屋に入りました。
タンスに荷物を収納して、パジャマに着替えました。9時半ごろには、2ℓの下剤を飲み始めました。点滴(ソリタ)を開始しました。
点滴の針は、右の肘から下の中心に刺されました。トイレに行くのに不便がないようなところです。点滴ひとつでも、びっくりで怖かったです。
点滴台をガラガラしながら、トイレに10回以上通うのは、不便さがありましたね。排便の様子を書き込む用紙を渡され、便の状態、カス、量を記入します。
さらに、初めての排便、5回目の排便・10回目の排便とかをトイレに看護師さんを呼んで便の状態を確認してもらいます。はずかしながらですが、便の状態は大事ですからね。
12時過ぎには、2ℓの下剤も飲み終わり、トイレも手術前までには、15回ほど行きました。
2時過ぎには、手術着に着替えて待機です。
いよいよ、大腸ポリープ切除へ
3時には、点滴(アクチット)をしながら、手術台へ。
特別、注射や麻酔はしませんでした。気分もぼっーとすることはなかったです。
まずは、ひと通り盲腸まで行って、確認したようです。
そして、大きいポリープに行きました。
いよいよ、切除というときは、眼鏡を看護師さんが外してくれて、腿の部分に冷たいものが貼り付けられました。アースですね?
そして、「切れましたよ。あとは、傷口の処置をします。」痛みはありません。
ポリープを吐き出すこともしたようですが・・・
私は怖くて、ずっと、目をぎゅつとしていて、モニターを見るどころではありませんでした。
その時、先生から「大きいので2日入院ですね。」と言われました。
1日で帰れるかもと思っていたので・・・。2日入院とは、ショックでした。
そして、帰りにレントゲンを撮って、歩いて病室に戻りました。約40分で終わりました。
一緒に入院した方も2日間の入院でした。あとから、入院してくる方は、1週間の予定という方も様々です。
出血防止で安静にしていることが大事ということですね。手術直後は、トイレに行くとお腹が痛く抑えながら歩いていました。
手術当日は、ベットで安静です。
ポリープ切除後は、食事はできませんでした。
アメのみです。水分はOKです。入院のしおりにアメを持参という意味が初めてわかりました。
絶食だったのですね。すごくお腹が空きました。アメを7~8個舐めて眠りにつきました。
翌朝には、お腹の痛みも消えて食事をしていいようになりました。
重湯と具なしのみそ汁、パックのジュースです。入院の間は、この食事です。重湯は本当に薄い飲み物のような重湯です。
お腹がすきましたが、じっと我慢です。
手術後は、おかゆくらい食べられるのではと思っていましたが、重湯と具なしのみそ汁のみとはびっくりでした。
私が、のんき過ぎるのかもしれませんが、点滴をするとは聞いていましたが、手術後は、絶食でアメだけ、食事は重湯とは思っていなかったのです。
入院説明の時に言ってもらえればよかったのですが・・・。
看護師さん側は、手術後は、絶食、重湯は当たり前なのでしょう。患者がそれを知らないと思っていないのかもしれませんね。
まぁまぁ、これは、お腹が空いて気が立っていたので・・・スミマセン。
入院生活は?たった二日ですが、
部屋は4人部屋に一人だけでした。おしゃべりする人がいないので、退屈でした。
2日目は、午前中は点滴(ソリタ)です。
事件がおきて、テレビを見ていられなくなりました。
気持ちが暗くなってしまいました。スマホも禁止なので、やり場もなく廊下を歩いたりしていました。
便に血が混じっていたか?と聞かれましたが、5日間排便がありませんでした。
その日に排便がある人もあり、人それぞれのようですね。
3日目は、点滴(ソリタ)をして、11時には退院できました。退院日は、粥食で、シャワー程度です。
2週間後、外来で、結果説明がありました。
「7㎜のポリープで、がんでは、ありませんでした。」「来年も検査を受けてください。」ということでした。とりあえずは、命拾いですね。感謝です。ありがとうございます。
大腸内視鏡検査 費用
地域や病院によって、人によって違いますので、参考程度とお考え下さい。
●近所の胃腸科1回目
検査のみで約7000円(クリアスルー代含む)(3割負担)でした。
こちらの胃腸科では、参考におおよその代金を説明されました。(3割負担)
組織の検査をした場合・・・約1万~1万7千円+診察料
ポリープ切除術になった場合・・・約2万1千円+診察料
●入院設備のある病院での2回目ポリープ切除術 2日入院(4人部屋無料)
約30000円(3割負担)でした。
初診の時の血液検査などで4000円程の支払いもありました。
おおよそとお考え下さい。薬局でもらう事前の薬の費用も多少ありますね。
お金の準備もありますので、説明の時に聞いておくとよいと思います。
初めての大腸内視鏡検査 感想
この1か月、心労と下剤で3㎏痩せました。ダイエットでは痩せませんが、心労では、痩せますね。潜血があった、ポリープがとなると心配になりますね。
結果説明までの2週間は、本当に嫌でした。覚悟もしました。検診の度にこの思いをするのかと思うと検診を受けたくなくなります。
私は、怖くて一般検診を放置してしまい、結果このような状態になってしまったと思います。
毎年していればもっと小さいうちに発見されたかもしれません。
検診・人間ドックは自分の為と思って定期的にしましょう。
もし、心配であれば、50代後半で大腸内視鏡検査を初めて受ける方は、入院設備のある病院でした方がいいかもしれませんね。
1回で済んでしまえばそれが一番です。
まとめ(参考にどうぞ!)
大腸ポリープ切除時の注意事項
●ポリープ切除の時は、電気メスを使いますので、入れ歯、ピアス・指輪、時計、ヘヤピン、ブラジャー、カイロや湿布は外します。
●化粧をしないで来院する。
●手術後は、絶食。アメのみ、水分はOK。
翌日、翌々日は、流動食。 3日目、粥食。シャワー程度。
退院後の注意事項
ポリープ切除後は、2週間は激しい運動や旅行は禁止です。ウォーキングもだめでした。
1週間避けるもの
(これら腸管に刺激を与える食べ物)
アルコール・炭酸飲料
ピーナッツ・枝豆・タケノコ・コボウ・こんにゃく
海藻類・貝類・キノコ類
インスタント食品・カレー・唐辛子・わさび
入浴・・長湯、あつ湯は避ける。
重労働は避ける・・重いものを持ち上げる・立ち仕事・腹部に力を入れる仕事。
排便時は力まないなどです。
ご参考になれば、幸いです。ありがとうございました。