身近に潜む雑踏事故◆ボトルネックに巻き込まれた経験を話すよ
こんにちは! Rikoです。
今回は、雑踏事故のお話です。
梨泰院での群衆雪崩は、本当にびっくりしましたね。将来ある方が亡くなるのは忍びないですね。
10人以下の雑踏事故は、世界中でちょこちょこ起きているようなんですね。でも、巻き込まれたくて巻き込まれているわけではないですよね。
それでは、イベントに行かなければいいじゃない?というふうになってしまいますね。
雑踏には、誰もが何回か巻き込まれているかと思います。
アラカンのRikoの雑踏の経験を話しますね。
20年以上前のドラゴンドラでのことです。
まずは、スキー場での話です。苗場スキー場の田代エリアのドラゴンドラの開業当時のことです。誰もが最終に近いドラゴンドラに乗ろうとスキーヤーが殺到しました。
小学校高学年の息子は、板がバタバタ踏まれて動けないと言います。息子を守るためにストックを前に出して押さえます。
自分もぐいぐい押されました。そんな状態が数十分続いたと思います。体が冷えてきて、どうなるの?と怖かった思いがあります。
前橋の花火大会の話です。
敷島公園の駐車場の端に今は、スターバックスができています。
この西側は、利根川です。その河川敷に野球のグランドがたくさん並んでいます。このグランドでシートを広げて花火を見物します。このグランドから駐車場にいく階段に殺到します。
ナイヤガラが終わる頃には、我先にと帰りたい人が、その階段に殺到します。考えることは、皆同じです。数十分に渡りもみくちゃになりました。
階段でのボトルネックで、とても危険です。現在では、その階段は、閉鎖して迂回するようになっていると思います。
最近は、テントを張って終了後もゆっくりする人も増えています。時間差で帰りましょう。
コロナ前の入間の航空祭でのことです。
終了後、駅に向かう群衆に巻き込まれました。駅に向かう広場の出口は、通路が狭くなっていてボトルネック状態でした。
抜け出したくても抜け出せない、まわりの人も「押さないで、押さないで」と口々に叫びましたが、どんどん押されてきます。
警備員さんも近くにいましたが、どうすることもできませんでした。この時は、後ろからの人波を止めてと思いました。通路以外は、広いので、何とかなると思いましたが、群衆になるとそれができないようですね。
仙台での羽生結弦くんのパレード
仙台での2回目のパレードでの話です。仙台市役所前の広場でパレードを見ました。
終了後、広場を横切り、定禅寺通りへ抜けようと思いましたが、ここで「おしくらまんじゅう押されて泣くな」状態がしばらく続きました。自分は押していないつもりですが、身動きがとれません。
道路には、警備員さんがいましたが、どうしようもできませんでした。羽生君を追いかけて、仙台市役所へ行きたい人、三越方面へ向かう人が入り乱れていたと思います。
パレードに集まった方は、年配女性が比較的多いと思います。警備員さんも数十メートルごとに配置され、きちんと通路も確保されていました。フェンスやコーンがおかれ会場造りもよかったと思います。
群衆は、怖いです。若いから、年配だから、男だから、女だからとか、関係なく起きてしまうと思います。広場の場合は、ボトルネックと違ってそれぞれ行く方向が違うので、特別な誘導が必要だと思います。
木村拓哉さんの「ぎふ信長まつり」の警備は?
話題の岐阜市「ぎふ信長まつり」! 2022年11月、2日間で62万人が来場しました。
木村拓哉さんと伊藤英明さんが参加した「信長公騎馬武者行列」の日には、46万人が詰めかけました。
観覧エリア、およそ1㎞を30分かけてねり歩きます。このエリアで、15,000人が観覧します。エリアを16のブロックに区切り、ブロック外の移動は、禁止です。追いかけることが出来ないようになっていました。
観覧エリア側の柵をジグザグに設置し、押されても倒れにくいようにしました。木村拓哉さんもインスタで、「STAY SAFE!」と安全な観覧を呼びかけました。
警備費も増額され、「雑踏警備の手引き」を参考にし、群集心理を学び、警備計画がたてられました。人をゆっくり動かし、流れを止めない。一方通行、小さな塊になって動かす。などが実行されました。
終了後は、規制退場で、ブロックごとに駅に誘導されました。双方向は危ないということで、歩道橋のある北口を避け、南口へ誘導されました。劇場では、列ごとに順番に退場していきますよね。そのようにブロックごとに順番に退場しました。
DJポリスが、観客を落ち着かせ、和やかな雰囲気をつくることが出来たようです。抽選にもれた観客の対応も臨機応変に行われたようで、なにより、事故がなくてよかったですね。
世界の群衆雪崩は?サウジアラビアで?
サウジアラビアで2000人超の死亡事故(2015)、200万人の巡礼者が参加するメッカ巡礼ですね。
宗教的行事なので、自分の世界に浸り、言うことを聞かないということがあるそうです。警備も手厚くしているのですが、毎年事故が起きているそうなんですね。神殿を7周して、神殿に触れるというような儀式のようです。
インドネシアでは、サッカーの試合で観客が乱入、鎮圧しようとして、催涙ガスを噴射、そこから逃げようとして135人が死亡ということもありました。
まとめ
前は止まっても後ろからどんどん押していく状況がありますよね。後ろで止めない限りは止められないですよね。でも、後ろは、キケンなのがわかってないですからね。警備の方でコントロールしていかないといけないと思います。
群衆をどこで止めるか?花火大会では、アルコールが入っていますからね。警備員さんとケンカになったりしましたね。雑踏警備の難しさも感じられます。
DJポリスの情報に従い、ある程度の強制も仕方ないですね。群衆になると冷静さが低下しますから、群衆は、リスクがあると認識しましょう。
大通りから細い脇道は気をつける。
混雑は、迂回する、避ける、時間差をつける。
楽観バイアス 嫌なことは、起きないだろう。ではなくこの後どうなるかを想像する。
自分で自分の身を守りましょう。
皆様の参考になれば幸いです。